ホーム > 園だより“ろりぽっぷ” > こんぺい糖、ちょうだい

こんぺい糖、ちょうだい

ろりぽっぷ 966号 2015年11月6日

ろりぽっぷ966号

「えんちょっぴ、まってたよ。こんぺい糖ちょうだい」と男の子。聞けば30分も前から事務所の前で、今か今かと待ちわびていたようです。園長がくるまでお外で遊んでいたらという大人の声に耳もかさずに…。

いつの頃からか、私は朱塗りの円い小箱に入れたこんぺい糖を手元に置くようになりました。できるだけたくさんの子どもたちと言葉を交わしたいという思いがきっかけでした。今やこんぺい糖は子どもたちと私をつなぐ必須アイテムとなり、ひと粒食べればみるみる元気になる“魔法のこんぺい糖”になりました。1日一個、明日も一個と言い聞かされている限定品の小さな小さなこんぺい糖は、子どもたちにとってはチョコレート一枚分くらいの甘味と元気を与えてくれているように思います。

朝、登園したら、まずこんぺい糖を食べなければ始まらない子、仲良しの友だちと「こんぺい糖、もらいに行こうか」と声をかけ合って来る子たち、遊びが見つからず、とりあえずこんぺい糖でも…とやってくる子、友だちとうまくいかなくなって、ちょっと一息入れに来る子、時には、ひざこぞうをすりむいて泣き顔の子には、レギュラーサイズではなく特大のこんぺい糖を。びっくりさせたくて用意してある星の砂のように極小の世界一小さいこんぺい糖、など場面に応じてお目見えしています。楽しくっても、ちょっとつまらなくっても、ふっと空いた時間を、こんぺい糖をはさんでいろいろと言葉を交わす。そして、こんぺい糖に後押ししてもらい、部屋をかけ出して行く。そんな子どもたちの姿を毎日目にできるのが、とても幸せです。
<園長>

こんぺい糖にまつわるエピソードを2つ。

○お風呂でのお母様との会話です。

子ども:「こんぺい糖、今、白ばっかりなんだ〜」
母:「そうなんだ。ね、こんぺい糖、なんでもらいに行くの?時々食べたくなるの?」
子ども:「ううん、園長っぴの顔、見に行くんだよ。だって、園長っぴ、死んでないかどうか心配なんだもん。」

子ども達の元気確認をしていたはずのこんぺい糖やさん。実は子どもたちから確認されていたとは…ありがたいことです。

○ほんの思いつきで卒園式にこんぺい糖を1袋ずつプレゼントした後日談です。

幼稚園から1人で小学校へ進む息子は、“不安、でも大丈夫!”という気持ちを抱いての入学式だったと思います。前日の夜、息子にこんぺい糖の話をしました。「卒園式の時に皆にくれたこのこんぺい糖には、園長先生の、先生達の気持ちがたくさん込められているんだヨ。1人じゃないヨ。さみしい時には幼稚園を思い出して、園長先生や先生達がいるヨ。お友達と楽しかったあの思い出をこのこんぺい糖が思い出させてくれるヨ。元気を出して!!って。そういう優しい気持ちがたくさん込められたこんぺい糖なんだヨ。」と伝えたら、緊張していた気持ちが解けたのか?!顔をくしゃくしゃにして泣いた息子。「うん!!」と言ってこんぺい糖を大切そうに見つめていました。そして入学式当日!!1粒のこんぺい糖を食べて、「よし!!」と1人で気合を入れている姿は、どこか決意を込めている様な気がして、男のコの頼もしい姿に、親としても少しずつ、手をかける事から、目を配る時が来た事を感じました。きっと楽しい事ばかりではないと思いますが、そんな時にはこんぺい糖に込められた思いが支えてくれると思います。<卒園児 新1年生母 原文まま>

ホーム > 園だより“ろりぽっぷ” > こんぺい糖、ちょうだい

ランチメニュー
ランチメニュー
園だより(2019年度版)
園だより“ろりぽっぷ”

ろりぽっぷ子たちの園生活の様子や保育について、ブログ形式でお伝えしています。

ばうの紙芝居
幼稚園へのご連絡は…
記事の検索
RSSフィード
Meta

ページの先頭へ

Copyright © ろりぽっぷ幼稚園 All Rights Reserved.
ホームページ記載の記事・写真等の無断転載・複製を禁じます。