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共にくらすことの意味 〜ハンディのある子も ない子も〜

ろりぽっぷ 968号 2015年11月20日

ろりぽっぷ968号

実りの秋も終盤、園庭の柿もすっかり食べ尽くし、残すはキウイだけとなりました。まじょのお店屋さんも次の出店は何屋さんにしようかと思案中です。

さて、話は変わりますが、園生活では、いろいろな場面で、「みんなちがってみんないい」ということを子どもたちに伝える保育を行っています。ハンディキャップを持つお子さんと共に生活するということも、この考え方の一環ですが、ハンディキャップを持つお子さんと共にいろいろな子どもたちが共に暮らすことが当たり前のことなのだと感じてもらえたらと思っています。ハンディがあるなしではなく、お互いに笑ったりケンカしたり、対等につき合うことができるのも子どもたちの大きな長所です。

最近こんな姿を目にしました。2階の図書コーナーでのでき事です。
ハンディキャップをもつA子ちゃんが同じクラスのお友達を抱きながら肩をトントンとたたき、何やらなぐさめています。どうやら、座りたかったランチの席が一杯だったため、泣いているのを察して、手を引いてソファーの所に連れて行った様です。日頃、周囲に助けてもらっているA子ちゃんの思いがけないやさしさに触れ、胸が熱くなりました。

そしてもうひとつ。
何となく気分がのらず、図書コーナーでひとりつまらなそうに絵本をめくっていた男の子。その子はいつもA子ちゃんのことを気にかけ、やさしくフォローしてくれる男の子です。その日は長いことそこにいて、何となくクラスに戻るタイミングを逸していました。ランチの時間となり、外遊びから戻ってきたA子ちゃん、図書コーナーの前を通りかかり、男の子がまだそこにいることに気づき、すっとそばにいき、手を引っぱりました。“部屋に行こうよ”というように。手を引っぱっても動かない男の子に、今度は抱きついて体ごと動かそうをします。逃げては引っぱり、逃げては抱きつき…。暗かった男の子の表情が次第にほころび、ついには笑顔になっていきました。A子ちゃんが男の子の背中に抱きつく格好になった時、ひょいとA子ちゃんをおんぶして、そのまま部屋に戻っていきました。

A子ちゃんのクラスでは、A子ちゃんがいたずらをしても、頭ごなしに怒ったり、注意したりするのではなく、「A子ちゃんは、きっと遊びたくてこうしたんだね。」と、その時のA子ちゃんの思いを推測し、代弁するやさしさが子どもたちの中で育ってきている。A子ちゃんがいなければ、そういう気持ちが育たなかったのでは、と、担任は話しています。

子どもたちは、短い期間の中で上記のような姿に育ったのではなく、共に暮らし、時間や経験を重ねていくなかで互いを受け入れ成長していったのです。
3歳の頃は自分のことで精一杯、4歳になり少しずつ自分と他者との違いに気づき、時には見たまま、感じたままをストレートに口にすることもあります。故に、共に暮らすことが大切なのだと思います。
最後に、ハンディや病を抱えてしまうことは誰にでも起こりうることです。なりたくてなるわけではない、ましてその子や親ごさんが悪いわけでもないのです。一番生きづらい思いをしているのは、本人なのだということを私自身も心にとめていきたいと思います。
<園長>

A子ちゃんのお母様に許可を頂き、掲載させていただきました。

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